ネコと防災

【災害に備える】台風被害から自分と愛猫を守るためにできること。自宅待機を選ぶ場合を考えてみた。

こんにちわ、ムギンヌです

台風19号が大きな爪痕を残していきましたね…。様々な地域で河川の氾濫、浸水、土砂災害などたくさんの方が被害に遭われていて本当に心が痛みます。。たくさんの猫飼いさんも被災されていると思います。これから実際に被災した経験から得た有益な情報がきっとたくさんあがってくると思います。それを生かしていくために、まずは自分に必要な災害対策を見直してみたいと思います。

猫はにんげんに頼るしかできないからね… 
 うん、命を守る責任があるって実感してるよ




まずは、被害状況を想定してみる

今回は台風による被災を想定してみたいと思います。自然災害は数多くありますが、台風については唯一「事前に対策がとれる」災害です。今回の台風はメディアでも早くから大きく報道されていたため対策を取って臨めた方も多かったのでは。備えあれば患いなし、これは愛猫にもいえますね。人間が対策を怠ったせいで愛猫を不幸にしたくなんてありません。

心配なのは河川の氾濫だけじゃない?!

台風で心配なのは雨と風。避難が必要となるのは主に雨によるものかと思います。大雨により引き起こされる浸水被害や土砂災害から身を守るためにどういう行動をとるのが適切なのか。これは自宅の場所や家族構成(高齢者や乳幼児がいるなど)によって変わってきますから、各自が調べておくべきことです。

そのために役に立つのが「ハザードマップ」ですね。自宅がどの位置になるのか調べおくのはマストです。各市町村で「内水」「外水」「土砂災害」「高波」「高潮」など地域で注意が必要な情報をお知らせしてくれています。

というか、今回初めて知ったんです。「外水氾濫(がいすいはんらん)」と「内水氾濫(ないすいはんらん)」という浸水被害の違い。恥ずかしながら、台風による浸水イコール河川の氾濫というイメージしかありませんでした。

どういう違いかというのは下の図をどうぞ。(投げる)

国土交通省HP「用語解説」よりお借りしています

 

「内水による浸水」という危険についてもあらかじめ予測されているのには驚きました。地形とか排水設備とかが根拠なんでしょうかね。我が家は川のそばではないので、そもそも浸水についてはあまり心配をしていなかったんですが、慌てて「内水氾濫想定」のハザードマップも確認しました。

 

避難所に行かない場合の「台風被害対策」を考える

我が家の場合「外水」「内水」ともにハザードエリア外だったので、強風や突風などによって自宅が相当なダメージを受けてしまった場合を除き自宅待機となりそうです。ということで今回の記事では、自宅で必要な「猫のための台風対策」を考えてみたいと思います。「猫のため」なのでお風呂に入れないとかガスが使えないとかそういった人間限定の不自由さは除外しています。

ただ、地震の場合など避難所を利用することも無いとは言えません。ペット同伴可能な避難所の確認や車中泊での対策など、追って考えていきたいと思っています。

 

 

猫を飼っているときに「停電」したら?

まずは停電。猫本人には直接影響はありませんが、お世話するうえで灯りが必要になります。「懐中電灯」「ランタン」「ろうそく」などいろいろありますがやはり猫がいる場合には不向きなものもあります。

猫がいる場合、停電対策に「ろうそく」は使えない

猫がいない場合でも注意が必要な「ろうそく」ですが。そこらじゅうをすいすい歩き回る(猫によっては飛び回る)生き物がいる場合、使用しない方が無難ですね。「ランタン」のようなものに入れていてもそれごと倒してしまう危険性もありますから避けたいです。

 

IKEAのとかかわいいんですけどね~

 

アロマキャンドルの場合など「アロマ」自体が猫によくないというのもありますから、そもそも猫飼いさんには不向きかもしれません。

 ➡猫にアロマは危険!? (猫専門病院の獣医さんのブログ)

 

猫がいても安全な灯りってどんなもの?

やはり火を使わないライトが一番です。電池を使うものが多いと電池の備蓄も必要になってきますので、複数用意するのであればソーラータイプのライトを混ぜておくのも便利だと思いますよ。我が家でも電池タイプのものを2つ、ソーラータイプのものを1つ準備しています。

 

これと似たような感じのものをホームセンターで買いました。安価なものでしたが作業灯にもなるので便利です。リビングのカーテンフックに常にぶら下げています。先日の台風通過時は手元に置いて万一の停電に備えました。

 

寝室用にはこちらを。常に壁のフックにぶら下げてあります。

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万が一電池のストックがなくなってしまったらと考えてソーラータイプも買い足しました。USBでも充電できるので便利かなと。普段から窓辺に置いて充電しっぱなし状態になっています。

 

ソーラータイプはオシャレなものも増えているのでひとつはあると安心ですよ。夏のキャンプなどにも使えますね。不要であれば折りたたんでおけます。

 

鞄の中に入れて常に持ち歩いているこちらもいざ停電になった場合は役に立つと思います。首にかけてられるライトです。猫を抱っこしていても照らせます。両手が空くって便利ですよね。

 

猫のトイレやエサ場に設置しておくライトがあると便利かも

猫本人は暗くてもトイレは使えるはずですが人間はそうもいかないですよね。常に懐中電灯を持って動くことになるかもしれませんがトイレや水、エサの場所にも置けるライトがあると安心かもと思いました。懐中電灯で照らせなかった位置に粗相があるかもしれませんし…(踏んだら大惨事)

我が家のライトの数ではちょっと不安なので追加を検討します。付けっぱなしにしておきたいからソーラータイプのランタンがいいかなー。

 

これかっこいい…でも作業するなら白色灯のが便利かも。

 

持っているものと似てるけどこれとか良さそう。

 

 

猫を飼っているときに「断水」したら?

停電とともに怖いのが「断水」ですね。水道管の破裂、浄水場のダメージ、マンションであればくみ上げ機能がダウンしたことなど、断水が起きてしまう可能性は非常に高い災害です。

 

猫のために準備しておくべき水の量は?

防災情報サイトでは飲み水について、最低でも3日分、可能であれば1週間分を用意しておくように勧められています。これは人間でも猫でもあまり変わりはないと思います。水であれば人間と同じお水でも大丈夫でしょうから家族構成人数に猫の分を足して用意しておくことで乗り切れそうです。

猫に必要な水の量はどれくらいなのか、いろいろな獣医師さんのブログなどをみるとだいたい「猫の体重1キロあたり20~50ミリリットル」と説明されていることが多かったです。そこで今回は一番多めの50ミリリットルだとして算出してみます。

我が家のムギの体重は約6キロ(サバ読み)なので、50ミリリットル×6キログラムの「300ミリリットル」が1日分になります。それを1週間分ですので、300ミリリットル×7日分ということになりますから、必要な水の量は、「2.1リットル」となりました。(算数が壊滅的な人生送ってるんですが合ってますかね…?)

 

猫用として分けて準備しておくのも安心

人間分と一緒にしておくのもいいですし、猫分として取り分けておくのも安心かなと思います。小分けに与えていくなら500ミリリットルのペットボトルの方が便利そうです。約2日分で500ミリリットル1本と考えて、4本~5本用意してあれば大丈夫そうですかね。備蓄の水の量を見直すときに猫の分を足しておきたいと思います。

 

中身は普通のお水のようですが、ペット用とひと目でわかると備蓄管理がしやすいかもしれません。

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熱中症予防や持病などがある猫向けにお水に色々混ぜてある製品もあるようです。効果や適切な使用方法についてはかかりつけの獣医師さんへ相談してくださいね。飲んじゃダメな猫もいると思いますので。。

 

 

ゴミの収集は当分見合わせ?排泄物はどうする?

そして困るのが排泄物の処理。まとめておいて一般ごみの日に出している家庭も多いと思います。賛否両論、諸説あるようですがトイレに流している場合もあるでしょう。いずれにせよいつもと同じは難しくなります。

ゴミの収集が通常通りになるまでどれくらい時間がかかるのか分かりませんし、断水していれば当然トイレにも流せません。となるとある程度の量を家に置いておかなければなりません。心配なのはそのニオイですよね。ムギのしか知りませんがかなりの破壊力です…

 

ニオイを封じ込められるものを用意しておく

それほどのものを保管しておくとなるとやはり頼りは防臭袋です。有名な「うんちが臭わない袋」が一番ですかね。超直球で某歌手の歌のタイトルくらい長くてそのまんまの名前なんですけど、その名に恥じない防臭パワーが評判です。

色、サイズも沢山出ていますので小分け用、まとめ用など、処理方法を想定して用意しておくと良いと思います。HPでは「スコップで入れたい場合」のサイズ感を想定していたりなかなか丁寧です。人間用のトイレに関する製品もあって一見の価値ありです。 ➡驚異の防臭素材BOS公式サイト(猫のぺージ)

 

最強袋。SS~Lまでバラエティ豊か。

 

普段からこういう防臭ゴミ箱を使うのもひとつの手ですね。

 

 

普段から猫の食料もローリングストックしよう

災害が発生すると物流が不安定になりいつものフードが手に入らなくなることがあるかもしれません。また、製造工場が被災したりするケースもゼロとは言えません。そうなるといつものゴハンをあげられなくなってしまいます。

そういった事態を防ぐためには、最近災害対策として推奨されている「ローリングストック法」を猫の食料にも適用しておくのが賢明だと思います。

「防災首都圏ネット」HPからお借りしています

 

 

未開封のドライフードが一袋ある状態をキープ

我が家の場合は、ロイヤルカナンの「食事療法食 猫用 満腹感サポート 3.5kg」をメインフードにしています。

 

普段から自動給餌器は満タン状態にするようにしているんですが、最後の一袋を開けたタイミングで注文するようにしています。送料の関係で2袋あわせて購入していますが、購入履歴を調べるとだいたい4~5か月間隔で注文していました。

通常のネット購入であればすぐに届きますので、未開封のもの(3.5Kg)が1つ以上は確実に残っている状態をキープしています。実際はそれプラス自動給餌器2台分なのでだいぶ多めだと思います。

相当な食欲だからエサ切れは怖いんだよ…
それくらいしてもらえるとマジ助かる

 

非常持ち出し袋にもドライフードを

どうしても自宅を避難しなければならないときのために猫のものを詰めたリュックを用意しているんですがこの中にもドライフードを入れています。

重たすぎるのも差し支えるので小さめのものをということで前に食べていたピュリナワンを入れています。期限が近くなるとロイヤルカナンに混ぜて食べてもらっているんですが、大粒のロイヤルカナンと混じると設定が少し狂うのかちょっと少なく感じるようで…

ローリングストック法を採用するならロイヤルカナンを小分けにして入れておく方が無難ですよね。ちょっと手間ですがさっそくやってみようと思います。

 

もしくはこういった少な目のを用意しておくとか?とも思いましたが、割高になるから「手間」の方を取ります。。。

 

水分補給のための缶詰やパウチなど

水を取れない場合に備えて缶詰やパウチなどドライフード以外も用意してあると安心ですよね。猫の福袋買ったときに入っていたものなどを取り分けておいたりしたんですが、いつの間にか期限が切れていたりしてうまく管理できていません。

猫用福袋@ペットの専門店コジマ。おもちゃも3種類入っていてお得でした。【2019福袋】【ネタバレ】 新年ということで福袋記事が続きますよー。今回はちゃんと本ブログの趣旨に近い猫用福袋のネタバレです。 ペ...

 

こちらもやはりローリングストックにした方が続けられそうです。普段、自動給餌器を使っているのでそれをキャンセルして缶詰を…となると面倒になってしまうんですよね。。ドライ1食分とこの缶詰、どれくらいが適量???という判断も難しく…(反省)

でもやはりパウチなども用意しておきたいので賞味期限の管理として月に1度など決めて定期的に消費しながら買い足しておく方式にしたいと思います。

 

フィリックスはムギっぽい♡

 

 

猫を飼ってる場合の防災対策、まとめ。

災害対策、いかがでしたでしょうか。準備している方だと思っていましたがまだまだ改善の余地はありそうですね。台風に限らず地震などにも必要な対策ですから早めに対策を始めようと思います。

面倒かけてごめんね
その100倍幸せをもらってるから大丈夫