自動給餌器の市場はすこし飽和状態に感じているので、今回は「自動給水器」にスポットライトを当ててみます。エサ入れとくっついている簡易タイプの自動給水器や、フィルターを使った自動給水器にも新製品がぞくぞく…。気になったおしゃれ製品を集めてみたいと思います。ながめているだけでわくわくわくわく…
自動水入れには「循環式」「簡易タイプ」の2種類ある
毎日飼い主さんがお水を管理できている場合でも、用意しておくと安心なのが「自動給水器」。地震などの天災や交通トラブルなど、予期せぬ事態に見舞われる可能性は誰しもあります。いつも通り、予定通りに帰宅できない事態に陥ったらとても不安ですよね。エサがあげられない、水も全部飲み切ってしまっている、そんな非常事態を想定して日ごろから備えておくことは人間にとっても猫にとっても大切だと思います。
そんな自動給水器ですが、大きく分けて2種類の製品があります。まず、コンセントから電源をとって水を循環させてあげる「循環式」。もうひとつは、電源を使わず、ペットボトルや専用タンクをから飲んでしまった分だけを補充していく「簡易型」です。
「循環式」は、交換可能な「ろ過フィルター」を取り付けて浄水を循環させるものがほとんです。長い時間水を貯めておくので(まめに取り換えている場合は別として)ろ過フィルターを通すものの方が安心は安心だと思います。いま販売されているものはほとんど何らかのろ過フィルターを使っています。
循環式自動給水器(ろ過式)
簡易型自動給水器
①「完全自動給水器」タイプ(循環式・ろ過式)
いつでも綺麗なお水を用意してあげられるという点ではやはり「ろ過式」の「自動給水器」が一番です。ただ、電源の問題で置く場所を選びますし、使用している間の電気代や交換用ろ過フィルター代というランニングコストはかかります。ですが、お水が循環されるタイプになったり、浄水に変えてから水を飲む量が増えたという話もよく聞きますから、飲水量に悩んでいる場合にも、自動給水器はおすすめなようです。
自動給水器もいまはいろんなデザインが出ています。少し前までは自動給水器といえばピュアクリスタル!という感じでしたけど。(わたしだけ?)信頼性、デザイン、機能性など、自分と愛猫にあったものを選んであげましょう。
ピュアクリスタルはさすが老舗。ケージ生活の猫ちゃん用とかターゲットがとても細かい…愛猫の生活環境や性格にピタッと合うものが見つかりそうだし、信頼性を重視するならオススメ。
自動給水器は、愛猫の好きな「飲み方」で選んで。
自動給水器を選ぶうえで最も大切なのは、水の出方です。ろ過の方法も大事ですが、ろ過された水がどういう状態で出てくるかは製品によって様々です。飼い主側のデザインの好みだけではなく、どういうお水が好きかよく見極めてから導入してあげてくださいね。
- 湧泉型:下からお水が湧き上がってくる。動きのないお水が好きな猫向け
- 滝型:上から流れてくるお水が好きで、量がある方が好きな猫向けかな
- 噴水型:下から湧き上がったお水が噴水のように落ちてくる。動いているお水が好きだけど勢いは要らない猫にはこちら。
- 蛇口型:水道の蛇口からお水を飲むのが大好きな猫にはこちら。
好みが判断しづらいようであれば、出し方を切り替えられるハイブリッド型を選ぶのも手ですね。飽きたかな?っていう時にも変更が可能です。
停電の場合を想定して複数の水入れを
循環式はすべて電源コンセントから電力を供給して使いますので停電が発生した場合は使えなくなります。通常の水入れも併用しておく必要があります。
もしもの場合を想定しておくならば、これから紹介する「簡易型」の自動給水器も一緒に準備しておくとより安心だと思いますよ。
NPET ペット自動給水器 WF020
シンプルでいいですねー。自動給水器のタンク容量はだいたい2.0リットル~2.5リットル程度が主流のようですが、こちらも2.5リットル入りますので、大容量です。
【活性炭/イオン交換樹脂·濾過素材】
- ホコリ/食物残渣/ペットの毛
- 残留塩素/ニオイ
- 水道水に含まれたマグネシウム·カルシウム
を取り除きます、ペットの飲用水を徹底的に濾過、キレイな水を提供します。
こちらは水の流れ方を変えられるハイブリッドタイプです。あれ?飲みたがらないな?というときには給水モードを変えてみることが可能です。
交換用のフィルターの準備も忘れずに。供給が不安定になることもあるようですのでストックは十分に。
透明タイプもかっこいい!
Creacom ペット給水器
ちょっとアジアンな雰囲気を醸し出すこちらはセラミック製です。珍しい。水の流れは優しい滝型で、水がたまるお皿部分にはなんとお魚が。鯉のようなお魚が2匹、水の中で優雅に泳いでいるようにみえて涼しげです。
※こちらは本体カラーがピンクの製品です
今どき貴重な?ろ過フィルター無しの製品のためランニングコストはかかりませんが、お水はこまめに変えてあげる必要がありそうです。
でもすごくすごくかわいいのでピックアップせずにいられませんでした…。とにかくデザイン性重視の方におすすめ。w
HoneyGuaridan W18ペットファウンテン
こちらはかわって楕円型です。下から湧き出てくる「涌泉型」ですが、トレイに傾斜が付けられているため、水の流れが出るようになっています。湧き出しているお水とか、浅い川の流れみたいイメージじでしょうか。いろんなデザインアイデアがあるもんだなぁと感心しきり。
そしてろ過には活性炭を使ったフィルターを使用します。炭はココナッツの殻で作った炭だそう。へー。よくわかりませんがいい匂いがしそうです。(しないだろう)
HoneyGuaridan W18ペットファウンテンは、高炭素含有量のココナッツ殻で作られた高品質の活性炭材料をフィルターとして使用することです。
保証もきちんとしているようです。
1年間保証期間。お買い上げから二ヶ月以内、無条件で返品、返金を受け付けます。保証期間中、品質問題による故障の場合、サプライヤーは無償でスペアパーツを交換します。
HoneyGuaridan製品は、自動給餌器が良さそうだなと注目しています。同じブランドなら統一感が出ていいかも?
おすすめランキングで1位に選んでます↓
②「簡易自動給水器」と「エサ入れ」の1台2役タイプ
便利だと思っていても「自動給水器」を置くとなると、電源が必要だったりフィルターの定期交換が必要だったりと、ちょっと二の足を踏んでしまう方も多いと思います。そんな場合にお勧めなのが「簡易型の自動給水器」です。
「簡易型」と呼んでいるとおり、飲んだ分だけ随時給水ボトル(タンク)から給水するというシンプルなシステムです。もちろん電源やフィルターの問題もなし。ボトル一本分はお水を確保してあげることができます。簡単な仕組みですが安心できますよ。
それだけ別に用意するのも良いですが、エサ入れとセットになっているものもたくさん出ています。普段のエサやりにも使用できるなら場所を取らなくていいな、なんて方もいるのでは。ということで今回は「簡易自動給水器」と「エサ入れ」がセットになっている製品を3つご紹介します。
JUNSPOW ペットボウル
真っ白のデザインが○ ロゴは少し気になりますが(犬もいるし。かわいいけど)ホワイトとブルーの組み合わせは清潔感があるので許容範囲内です。w
猫耳型のボウルがセットされているんですが、特徴的なのがその角度。器を15度傾けてセットする設計になっているんですよね。水入れ、エサ入れのコンビでそういう製品はだいぶ多くなりましたが、簡易自動給水器との2役タイプでこれはなかなか珍しいです。
ネコのエサ入れに角度が必要な理由についてはこちらでまとめました↓
ボウルの素材はPP樹脂製。ステンレス製だったらもっとよかったな。でも角度が付くのはすごい。台の高さもあるのでだいぶ食べやすいと思います。
猫耳型ボウルはもちろん、すべて分解して洗うことができます。水がなくならないからといってそのまま放置はもちろんダメです。(ドキ…)小まめに洗って清潔にしてあげるためには、洗いやすいのが一番ですね。
お水補充用のボトルは専用タイプのようです。
水を自動的に補給
サイフォンの原理で水を自動的に補給します。
水位の高さを制御するための絶妙な排水口は、より新鮮な水を保ちます。
理系な話はさっぱりな私には、ちょっと何言ってるか分からないんですが、新鮮なお水をあげられる構造になっているようです。(すみません…)
ただ、本体が軽めにできているようで、猫が強く蹴ってしまうと動いてしまうこともあるようです。(アマゾンレビューより)猫が走り回るような導線上に置かないとか、壁際やコーナーに設置するなどして危険がないようにしてあげたりする必要があるかもしれませんね。
もっと注意を払います…?
Rakki ペットボウル
続いては、器に耳がついていて可愛さ抜群のこちら。安定させるための台座でもあるようです。ボトルの高さがありますから安定性は必須ですね。
ボトルは最初に1つ付属してくるようですが、市販のペットボトルでも試用可能なようです。ちょっと説明文の日本語が怪しいけど…
給水タンクは市販の500mlペットボトル(外径28mm)を使用します。差込口の形状を確認したうえ、ボトルを反転させた状態でトレーに差し込みます。
パッケージを含む
1×ベース
1×ステンレススチール製ボウル
1×ボトル
1×シンクパーティション
水入れの方はプラスチック製ですが、エサ入れの方はステンレス製の器をセットして使用することができます。ポイント高いですね。
もちろん全部分解して洗えますので気になる衛生面もクリア。こういうエサ入れと水入れが並ぶタイプは、エサのかけらなどがお水の方に入ってしまうことも多いので、洗いやすいかどうかというのはかなり重要。パーツが複雑だったり洗えない部分が混在してたりすると、どんどん面倒くさくなっちゃうんですよね…。
グレーの他にはピンク・ブルーがあるようですねー。
JOOKER フードボウル
こちらも15度の傾斜が付けられるタイプです。猫耳型の透明ボウルが清潔があっていいですね。
給水ボトルの容量は360ccなので、少し小さめでしょうか。500ミリリットルのペットボトルより低いので安定感があるかも。あとこちらの製品はボトルの立てる位置が真ん中よりなのもよいですよね。どちらかに寄っているより安定感がありそう(想像)
Amazon商品ページの説明が少ないのであれなんですが、たぶん分解して洗えるんじゃなないかと思います。
簡易型&循環式「自動給水器」まとめ
いかがでしたでしょうか。自動給水器もいろんなバージョンが出ていますよね。ライフスタイルや愛猫の好み、人間の心配性の度合いによって選ぶと良いと思います。
そして本当にシンプルですっきりした製品が増えまてした!これまでこういう商品でおしゃれなものってそもそも少なくて、値段も少し高級なイメージがありましたよね…。でも最近はリーズナブルな商品でもチープさのないスタイリッシュなデザインのものがざくざく見つかって驚きでした。(そして欲しくなりました…)
無印良品とかカインズホームとかシンプルさに定評のあるメーカーが参入してくれたらまたコスパの良い素敵なものができるんだろうなと思います。よろしくお願いします!(誰に言ってる?)