漫画の海

【2018年-漫画大賞/第3位】『凪のお暇』(作者:コナリミサト)おもしろい…!絵柄は好みが分かれそうだけど、小ネタも細かくて、すごくいい。(語彙力)

こんにちわ。猫と漫画を愛するムギンヌです。

今日は猫をお休みし、漫画の海を泳ぎます。実際はかなづちですけどね…漫画の海なら泳げる気がするんです…ということでどうぞ。笑


※記事内で使用している画像はすべて『凪のお暇』(作者:コナリミサト)より引用させていただいております。

今回ご紹介するのは、2018年-漫画大賞で第3位に選ばれた、『凪のお暇』(ナギノオイトマ)という作品です。作者は、コナリミサトさん。今回で初めて読んだ漫画家さんでした。

正直なところ、絵柄的には積極的に手に取らない雰囲気ではあったのですが、漫画大賞受賞記念ということで、漫画アプリで無料で公開されていたので読んでみました。1巻だけが無料だったのですが、面白くっていっき読み。そして、さらに漫画喫茶で続きをいっき読みしてしまいましたYO!

コナリミサトさんのインタビュー記事発見↓

 

どんな話?

主人公の大島 凪(ナギ)は28歳。人づきあいがあまり上手ではなくて、いつも空気を読んでばかり。会社でもプライベートでも空気を読みすぎて、案の定、強者に食い物にされる日々。

そんな毎日を送っていたら、ついに過呼吸になってしまい、倒れてしまいます。それをきっかけに、「空気は読むものじゃない。吸うものだ」という至極当然なことを思い出します。

仕事も住まいも、いったんすべてをリセットして、新しい生活を始めてみるというお話です。ちなみに新生活がはじめると、髪型がまったく変わるので、違うキャラにみえます。(笑)

 

どんなキャラクターが出てくるの?

  •  大島 凪(主人公)

空気を読みすぎて自分がなくなってしまったアラサー女子。調子のよい同僚女子に残業押し付けられたり。

こういうタイプって意外って多いんだろうなあと思う。私はまったくそういうたイプじゃないけど。←

本当はくせ毛だってことすらいえないのです。。切ない。。

 

 

  • 我聞慎二 (元カレ)

凪の職場の営業部エース。凪にとって自尊心を保つ唯一のカード。(だった)

同僚の前では凪をけなしてたり、見下してるような発言をしたり、なかなかなクズっぷりなのですが、話が進むうちに、それだけではない部分が明らかになっていきます。わくわく。

 

  • ゴンちゃん 

凪の住むアパートのお隣さん。

ヤバそうな外見と、「イベントオーガナイザー」というパリピ・リア充系の生活スタイルを兼ね備えた(笑)男性。いままでの凪だったら絶対関わりを避けていたけど、勇気を出して話しかけてみたら、案外中身は違くて。。。

読み進めていくとこいつもなかなかの曲者で…! 彼との関係がどう変化するのか要チェックですよー!!!

 

おすすめのポイントなどなど

節約ネタが楽しい

料理だったり、節電だったり、なかなか小ネタ満載。

変わりたいと頑張る人は応援したくなる

大事にするものが、「自分」より、「他人」だった主人公が、「他人」より、「自分」に、シフトチェンジしていこうともがいていく様子が、読んでいて応援したくなります。

いままでだったら敬遠して、深く知ろうともしなかった人の内側や裏側や本当のところを知ろうとすることによって、さらに世界が広がっていく。

ひとは、外から見ているだけじゃわからない。

まさに主人公自身がそうだったから。

 

ひとことまとめ

小さなことだけど、ひとつひとつ、自分のやりたいように、自分が心地よいと思えるように、毎日を変えていこうとする様子が素敵です。

お隣さんへの勇気ある(笑)声掛けだったり、拾ってきた扇風機を自分でペイントとしてみたりだとか。節約ネタを載せていくのも作者さんの狙いのようですよ。

不思議な世界観で、暖かい気持ちに浸れるお話です。絵柄の好みで読むのをやめてしまうものはMOTTAINAIです。(私もあぶないところでした…)

ぜひぜひ食わず嫌いせずに読んでみて欲しいです。

 

 

出版社など

出版社: 秋田書店

秋田書店さんのサイトで内容が少し読めますよ!

秋田書店のサイトで読む

 

 

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