今回は、猫も何もまったく関係ない小ネタをすこし。この間、女ひとりで爆音上映を観に行ってきたんですよね。ひとり映画は何度か経験ありですが、こういう企画ものははじめてで。
行く前に、いろいろな人のブログを見て予習してから行ったので、私の経験もどなたかの予習の足しになればと思ってアップしてみます。
爆音映画祭ってなに?うるさいの??
そもそも「爆音映画祭」ってなんじゃらほいという感じだと思うのですが。
公式サイトの説明によれば、
通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、大音量の中で映画を見・聴く試みです。その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見える。大音量でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映となります。
大きい音で聞く、というだけでなく、細かい音まで聴けるというのが目的だったりもするんですね。音楽にはまったく詳しくないですが、割と「いい音フェチ」な私なので、これは行ってみたい!と飛びつきました。
「爆音上映」については、これまでも何回か行われていたようなんですが、私がこれを知ったのは、「ボヘミアン・ラプソディ」を観ようと検索していたところで初めて知りました。同僚などにも聞いてみましたが、「爆音上映?うるさいの?」というリアクションしかありませんでした…
せっかくだからQueenを「爆音」で観る!聴く!
Queen世代ではないのですが、聞き覚えのある曲が沢山出てくるというこちらの作品が、他の映画で観た予告編に入っていて気になっていました。
評判もどんどん良くなっていくので、レディースデーにでも観に行っちゃおうかなと思っていたところに新宿ピカデリーで「爆音上映」をやるという情報を目にして、よしそれだ!と参戦することにしました。
ちなみにこの前に観た映画は、「Search/サーチ」です。全編通してPCやTwitterの画面だけで進むという斬新なスタイルでした。面白かったですよ~。
「ボラプ」のチケットは争奪戦? ⇒当日完売!
なにはともあれチケットです。私が観に行きたかったのは、新宿ピカデリーで行われる爆音上映回です。
いまでこそ上映回数が増回されましたが、発売のタイミングで予定されていたのは、12月11日~12月20日の間で、18回。多いような少ないような…
全部で14作品あったのですが、前評判の段階で、やはり、「ボヘミアン・ラプソディ」「グレイテストショーマン」「ラ・ラ・ランド」という音楽系に集中しそうな状態でした。
発売開始直後から争奪戦スタート?
「爆音映画祭」しかも、いま公開中の「ボヘミアン・ラプソディ」となれば、争奪戦は必至だろうということで、発売開始直後にスマホからアクセスしました。
12月4日18:00から公式サイトで販売開始ということで、早速アクセスです。つながった!と思ったら、「アクセス集中」画面で足止め。
順番につないでくれるという親切なシステムなんですが、18時ジャストにアクセスしたのに、「だいたい600番目くらいだよ。10分くらいで順番が来ると思うよ」という画面が。
ビビりました… 「ボヘミアン・ラプソディ」そんなに人気?!と思ったのですが、こちらはあくまで映画館全体のチケットシステムの状態なんですよね。上映日、上映時間などまったく選択しておらず、そもそも映画自体も選ぶ前の話。
「大丈夫、みんな違う日…」と言い聞かせつつ、じゃんじゃん減っていく順番待ち人数をひたすら見つめて待ちました。。
発売開始から20分待ってようやく購入完了
結局、つながったのは18時20分過ぎ。席もあらかじめて目星をつけていたので、迷わず会計にまで進みました。
ちなみに、私が狙っていた平日13時30分からの回は、つながった直後はガラガラ。ちょっと拍子抜けしました…。土日から埋まったのかもしれませんね、やはり。
SMT Members(会員)ではなかったので、登録なしで普通に購入しました。支払いはクレジット。一度つながってしまえばそのあとはスムーズでした。
18時25分には無事チケットを確保できていました。
スタート直後、そして必要な席はひとり分ということで結果的にはスムーズな購入になりました。
いざ、はじめての「新宿ピカデリー」へ!
なにげに「新ピカ」初体験。ということで、早めに到着。余裕をもって近くのお店でランチを済ませ、いざ!と映画館に向かいました。
ちなみにランチはこちらで。バンタイ/新宿(タイ料理)グリーンカレー大好きなんです、私。おいしいお店情報募集中。(笑)
新宿東口には映画館がふたつあった…
そんな勘違いする方はそうはいないと思いますが、「新宿ピカデリー」は、歌舞伎町の中にあるゴジラがいるところではありませんよ…
私はすっかりそっちだと思い込んでいまして。
映画館の入口まで来て、「TOHOシネマズ 新宿」という文字が見えたときは思わず声出ました。「まじか…」と。。
Google様に教えてもらって何とか正しい場所にたどり着きました… 駅まで違ったらどうしようかと思いましたが5分かからず移動完了。汗かきました。。
女性ひとり客って場違いじゃない?
結論から言うと全然問題ありませんでした。
映画が、「ボヘミアン・ラプソディ」ということもあり、やはり目立つのはQueen世代の落ち着いた年齢の方々。女性同士のグループや年配のご夫婦など、40代以上と思われるメンバーがほとんどです。平日昼間だったこともあるかもしれませんが…
お仲間のひとり客も男女ともにちらほら目につきました。ですが、全体的にキャッキャしてるイメージがないため、浮いている感じは全然無しです。
「爆音上映」は、うるさいのか。耳は大丈夫?
スクリーン横に大きなスピーカーが設置されていて、大音響の予感がしていたのですが、実際始まってみると、「あれ?映画って普段どれくらいの音量だったっけ…?」と思うくらいの音量。
確かにとてもいい音なんですよね。小さな物音も聞こえるし、音楽の細かい音も響いています。でも、「うるさーーい!!」って感じでは全然ない。「爆」な「音」を期待していた私にはちょっと物足りないくらい。
音量はほどほどですが、音は確かにとてもクリア。今回のこの映画のメインであるライブエイドのシーンはもちろん、音楽がかかるシーンはさすがにとてもいい音で感動しました。
「ボヘミアン・ラプソディ」の感想は…?
もうたっくさんレビューが書かれていますし、実際、大した映画通でもないので割愛します。(笑)評判どおりいい映画でした。
事実と違う部分は後で知ったのですが、それを知っても、いい話だったなと思えるストーリーでした。本人が観たらどう思うのかは微妙ですけどね… 自伝があったわけでもありませんし。
でも、Queenというバンドをもっと知りたいと思えたし、ルーツであれ、性嗜好であれ、多様性を認めあえる社会になればいいのになぁとか、いろいろ考えさせられたので、良い映画になっていたんだと思います。
「応援上映」は、また雰囲気が違うかも。
今回私が行ったのは「爆音上映」ですが、これと同じようなイメージの、「応援上映」というものもあります。
「ボヘミアン・ラプソディ」もTOHOシネマズで応援上映が行われているようなのですが、TOHOシネマズのHPの説明によると、
拍手OK!手拍子OK!発声OK!
映画本編の歌曲部分に英語字幕をのせた(※一部を除き、歌曲部分の日本語字幕は表記されません)、応援可能な特別バージョンの上映です。<応援上映の注意事項>
・コスプレOKです。ただし、周りのお客様の視界をさえぎるようなものの着用はお控えください。
「手拍子Ok」ということは、あれができるってことですよね?「We Will Rock You」の「ドン・ドン・パン」が。
って、「ドン・ドン」の部分は足踏みか。許されるのかな。まぁ、みんなやりたいだろうからOKなんだろうな。
コスプレもOKということなので雰囲気はまた違いそうですね。でも、OKというだけで、ドレスコードというわけではありません。
「ひとりでもコスプレをしていきたい」という場合、自分の周りのひとがノーマルスタイルということも考えられるので多少の覚悟は必要かもしれません…
ノリノリな人に挟まれたらつらいかも、適度に口ずさみたいくらいなのに…ということであれば、端っこの席を取るのがベターかもしれません。
私は最近、最後列あたりの端っこの良さに目覚めました。確実に自分のポジション扱いできるドリンクホルダーとひじ掛けがあるのが最高です。
「応援上映」、各地でやってますね。チケットあるのかなー。
おひとり様でも気にせず「爆音・応援上映」に行こう!
今回、初めての「爆音上映」体験となりましたが、客層もすべて、意外と普通で平気だなという印象でした。
普段ひとりで映画を観ることもありますが、ショッピングモールにくっついているシネコンばかりでしたので、「新宿ピカデリー」の雰囲気に正直少しビビッていたところもあるんですが。
映画を観ている間はひとりですし、ひとりで待っている時間が気になるならギリギリに行けばよいですし。ひとの前を通って席に着くのが嫌なら端の席を押さえれば良し。
ひとりだろうとなんだろうと、好きなもの、観たいものを、我慢するなんて勿体ないのです。「ボヘミアン・ラプソディ」を「爆音」で観れて、めっちゃ楽しかったです。頑張ってよかった!
また機会があれば、「応援上映」も行ってみたいな。 行ったらまたレポします!
以上、「女おひとり様で爆音上映に行ってみた」のお話でした。