猫飼いの皆さま、猫は何匹いますか。2匹?3匹?はたまたもっと? 多頭飼い、楽しそうですよね… とーーーっても憧れるのですが、自動給餌器に頼っている我が家の餌やり事情からするとどうなのかなと。
将来多頭飼いになったときに自動給餌器は使えるのかという検証かねて今回は検討してみたいと思います。
多頭飼いの場合、自動給餌器導入はハードルが高い
猫の個性や頭数によって柔軟な対応が求められる「多頭飼育時のエサやり」 これを自動給餌器にお任せするというのは確かに難しいかもしれません。
猫が複数いる場合、その準備ももちろん大変ですが困るのが盗み食い系。自分の分は目の前にあるのに他の猫のエサが欲しくなっちゃう猫や、休み休み食べてる間にさっさと食べ終わった仲間に横取りされちゃったりする猫がいたりすると、食べ終わるまで見守ってあげないといけないんですよね。
でもひとことに「多頭飼育」といっても、2匹とそれ以上ではだいぶ違いますよね。2~3匹くらいの複数飼育の場合なら自動給餌器にお任せできるかなというケースもあると思います。
自動給餌器を猫の頭数分用意すればOK?
猫が複数いるなら、自動給餌器を猫の数だけ設置してそれぞれの機械から食べてもらうようにすればいいだけなんじゃない?なんて思うのですが、なかなかそう上手いこといかない場合も多いようです。
自動給餌器のごはん。
仲良く食べる2匹の図に見えるが、きなこのご飯を横取り中のまめちゃんです。 pic.twitter.com/La4IW9uM0Y— Una (@unalaboratory) April 22, 2018
普通に人間の手でエサをあげる場合でも難しいんですから、それを自動給餌器にお任せするとなったら、簡単に切り替えられる話ではないですね。十分に検討してあげる必要があります。
猫たちの性格や関係性にあわせて別の手段を考える
自動給餌器をオススメしている当ブログですが、どうしても見守りが必要な猫たちの場合は、エサやりは人間の手で挙げるのが一番ですね。そこは機械ではどうにもなりません。
旅行などで不在にする予定があるならば身内や知人にエサやりを頼んだり、それも難しいようであればペットシッターをお願いするという手段もあります。知り合いの方がかえって気を遣うということもありますので、お金を払ってプロにお願いするというのもありだと思いますよ。
我が家もその選択をしました。
複数の猫に自動でエサをあげる3つの方法
「うちの猫たちなら自動給餌器が導入できそうかな?」という場合。検討するパターンは次の3つになります。
①複数で食べる分量が出てくる設定にする(シェア型)
基本的に猫同士が仲良しでどちらも食いしん坊猫ではない組み合わせに限りますが、自動給餌器1台でエサやりが可能なケースもあるようです。
いずれかがまだ仔猫だったり、食にそこまで執着がない場合は、仲良く分け合ってくれる場合もあるようですが、大抵の場合食べたがる猫がより多く食べてしまうようです…(きっとムギもこのパターン…)
2匹でわけあってる… 尊い…
さばみそと何でも一緒が好きなごましお。さばみその自動給餌器のお皿でしか餌を食べなくなったので、思い切って2匹分同じ餌を出してみたら仲良く上手い具合に半分ずつ分け合って食べていた。手のかからない猫ズである。#さばみそ #ブリティッシュショートヘア #ごましお #マンチカン #猫 pic.twitter.com/w42pwnCNhr
— 猫のさばみそ&ごましお (@SabamisoCat) December 14, 2016
パカパカ型なら比較的スムーズに分け合えるかもしれませんね。
https://twitter.com/craigd_yo/status/966162951500541952?s=19
②自動給餌器を猫の数だけ用意する(ひとり1台型)
猫の数だけ自動給餌器を用意するシンプルパターンです。あまり横取り傾向のない猫たちであれば、時刻設定さえずれなければ空いているエサ場から食べてくれるようです。
https://twitter.com/0605edamame/status/1159386804207775744?s=20
自動餌やり機慣れたらしい✨ pic.twitter.com/xoUYkTM3pN
— ハコティッシュフォールド (@cat5niku) July 21, 2019
③1台から2つのエサ皿に入るよう改造する(分けレール型)
1台から2匹分出すという点では①と同じなのですが、それを1つのお皿に入れると食べる猫が偏っちゃう…それなら2か所に分かれるようにすればいいじゃん!というのがこちらの分けレール型。(命名者=筆者)
自動給餌器のエサの出口にウォータースライダーのようなレールを取り付けて、2つのお皿にわけるという裏ワザ。やっている方はちらほらいるようです。はじめて見たときは、おぉ…と声が出てしまいましたよ。
YouTubeで作り方を公開されている方がいらっしゃいました。真似するのが難しいクオリティです… すごい… 牛乳パックかなにかで簡単に出来ないですかね…
っていうかこういう別売りパーツが売っててもいいのでは?ちょっと妄想シリーズに加えたいです。「別売りパーツ編」も考えなくっちゃ。わくわく。
マイクロチップを使って専用餌やり器にする手も!
もし愛猫さんたちがマイクロチップを装着しているようであれば、マイクロチップを使って判別できる自動給餌器を使う方法も可能です。
登録してあるマイクロチップに反応してフタが開くので、ほかの猫が横取りしてしまうことができません。
猫の数だけ自動給餌器が必要なので初期費用は掛かりますが、盗み食い防止になりますし、安心してエサやりを任せられると思います。
個体認識自動給餌器シュアフィード。
結局2匹分購入しました。盗み食いがなくなってストレスフリー♪
自分の分しか蓋が開かないからね! pic.twitter.com/funDlMTXir— plamsuki (@plumsuki) March 8, 2017
https://twitter.com/mikarinrose/status/766983653578592256?s=19
ちなみに我が家のムギはマイクロチップ未装着です。大きな地震がきて迷子になってしまうこともあるかもしれないとか不安はあるのですが、まだ踏み切れません。。でもマイクロチップは、こうやって給餌管理のアイテムとしても有効活用できるかと思うと便利ですね。
多頭飼いでも自動給餌器を検討してみては?
多頭飼育している場合でも、自動給餌器の台数やあげ方を工夫すれば自動給餌器を導入できる場合もありそうです。
もちろん何でもかんでも「機械任せ」を推奨するわけではありません。でも、たくさんの猫を幸せにしてくれている多頭飼いさんたちは、エサやりもトイレの片付けもブラッシングも、単体飼育の倍以上ですよね…。そんな毎日のお世話がほんの少しでもラクになったら、もっと猫たちと遊べる時間も増えて家族全員の負担も減るはず。
自動給餌器をうまく使って人間も猫も幸せになれたら嬉しいなぁと願ってやみません。