猫って、一日にどれくらいお水を飲むものだと思いますか。あんなに小さな体なんだからそこまで飲むわけではないだろうなぁと思いながらも、具体的にどれくらいかというのは想像がつきにくいものですよね。
飲みすぎても、飲まな過ぎても、病気や体調不良のサインが隠れていることもありますので、適正量を知っておくのはとても大切ですね。
猫は、あまりお水を飲まない?
猫は基本的にあまり水飲まない、と言われています。リビアヤマネコという砂漠に生きる猫の子孫だからという説があると以前の記事にも書きました。濡れるのも嫌いますし、基本的に水は苦手なのかもしれません。
http://manganouminara.com/dounamizuireorusuban/
でもこれがまた難しくて。飲まないのもよくないし、飲みすぎるのも病気のサインだったりするようなんです。何事も適量があるのは、人間も猫も一緒のようです。
適正な量はどれくらい?
猫は普通どれくらい水を飲むものなんでしょうか。獣医師の見解を調べてみたのですが、当然といえば当然ですが、猫の体重によって適正量は変わってくるんですよね。
犬では体重1kg当たり50~60mlで猫はその半分と言われています。1日の飲水量が1kgあたり犬で90ml、猫で45mlを超えると、病気の可能性が高いので病院へ行くことをオススメします。
藤井動物病院 公式ブログより引用
我が家のムギ(体重:6kg!)の場合(1kgあたり25mlで計算)
25ml×6(kg)=150ml
人間の世界で考えると、コップ1杯くらいでしょうか。定食屋さんで出てくるようなお冷のグラスくらいのサイズ?(分かりづらい)意外と多いような、意外と少ないような、どちらでもないような感じですね。(どっちだよ)
我が家の猫も水を飲まなかった
実は、我が家の猫も飼い始めの頃、あまり水を飲みませんでした。水は、餌のように定期的に飲むわけではないので、飲んでる瞬間を見逃している可能性もあったとは思うのですが、実際、便が硬めで、たまに血が混じっていることもあり、水分が足りていないせいなのかもしれないと心配になり動物病院へ。
獣医師からは、「どれくらい飲んでますか?」「お水はまったく減っていない状態ですか?」と聞かれたのですが、なんとなく減っている程度というのは感じていたのですが、それが気化して減っているのか、飲んでいるのか分からず…。きちんと測ってあげないとダメなんだなと痛感しました。
結局その時は、病気の兆候などは見あたらず、様子を見るようにということで帰宅。水を飲まない状況が続くようであれば、飲む量を測ってみるようにアドバイスされました。
幸いうちの猫の場合、しばらくすると目に見えて水を飲むようになり、便も問題なくなったので、計測するまでには至りませんでした。新しい環境に慣れていなかったからだったのかもしれません。
飲んでいる量を測りたいと思われたらこちらの動物病院さんのサイトが参考になりそうです。すごく詳しく説明されています。
猫の飲水量の測り方
(猫専門病院 Tokyo Cat Specialists より)
水飲み場の環境が苦手な場合もある
体調不良のせいということではないのに、お水を飲んでくれない場合、水飲み場の環境を変えてあげると飲んでくれる場合もあります。
高さのある器に変えてみる
かがみ込む姿勢が苦手で飲まないかもしれません。自然な姿勢で飲める脚付きの水入れに変えてみては。
↓こちらはメモリが付いているので飲んだ量の目安も確認できるタイプです。
循環式の給水器を使ってみる
新鮮なお水にこだわりがあるのかもしれませんので自動給水器を使って、いつでも綺麗な水を飲めるように用意してみては。
愛猫をよく観察して
なにはともあれ、猫をちゃんと見てあげることが第一かもしれません。なんで飲まないのか、いつも一緒にいる飼い主さんが一番気づきやすいはずです。
お勧めのお水なども、ほかの猫にはよくても、愛猫にはよくなかったりすることもあります。新しい方法を試すときでも、かならず前のものと併用するなどして、急に環境を変えてしまって、逆にストレスを与えてしまうことがな異様にしたいですね。
大切な愛猫が、いつまでも元気に長生きしれくれるように、日々気を付けてあげましょう。