自動給餌器・給水器

自動給餌器を使うと猫が懐かなくなるって本当?ネガティブイメージについて考えてみる。

こんにちわ、ムギンヌです

自動給餌器をオススメしている立場なのでついつい良さばかりを取り上げてしまうんですが、「便利そうだけどエサやりを自動給餌器に任せるのはちょっと…」という気持ちから導入をためらっている方もいると思います。今日はそんな「マイナスイメージ」の部分にスポットをあててみまーす。

ムギのイメージは?
食いしん坊の大柄猫…

 

「エサやりを機械に任せるなんてカワイソウ」?

朝早くからのご飯の催促や、長い時間のお出かけ、不規則な帰宅時間など、「自動給餌器があったら便利なんだろうな」というシチュエーションは多々あっても、様々な理由で導入を迷っている方は多いと思います。

 

猫の性格や家庭の事情など理由はたくさんあると思うのですが、その中には「エサやりを機械に任せるなんて猫を大事にしているとは言えないのでは…」という感情から躊躇している方もいるようです。そう思う方がいるということは、「エサやりが機械任せなんてあの家の猫ちゃんはカワイソウネ」なんて見方をする人もいるってことなんでしょうかね。。

こういう話を聞くと、スマホ育児とか子供用のハーネスとかいろいろ浮かびますね。「機械に頼らないのがえらい」「手をかけ目を配ることが善、ラクすることは悪」みたいな。でも何事にも、当事者にしか分からないメリットが存在しているものです。どちらが正しいかなんて明確な答えはないんですから、何を選ぶかは個々人が決めればいいことだと思います。

 

猫の性格によって自動給餌器があわない場合もある

とはいえどうしても自動給餌器が苦手な猫はいます。音が怖い、機械が怖い、側に人間が居ないと食べられないなどなど、苦手な猫に無理やり自動給餌器生活を押し付けるのは確かにかわいそうだと思います。

だからこそその猫の一番側にいる飼い主さんが「自動給餌器を導入することで猫と人間がどちらも幸せになれそうだ」と判断できるなら、機械に任せるのだって十分アリだと思います。現に我が家は私たちも猫も幸せです。うちの猫はカワイソウなんかじゃないと胸張って言えますよ!




エサやりは猫との大事なコミュニケーションのひとつ

自動給餌器の是否は置いておいておくとしても。確かにエサやりは、猫を飼う上で大切なお世話のひとつです。動物と人間が距離を縮めるうえでエサをあげる行為は大きな役割を果たすものだと思います。

私も自動給餌器を導入するための情報収集をしていたときにこんな意見を目にしました。

「エサやりを自動給餌器に任せると猫が懐かなくなる」

確かに動物って、猫だけに限らず「ご飯をくれる人に懐く」ってありますよね。まだ仲良くなりきれていない時とか、エサをあげる時だけくっついてくれるタイプの猫だったりすると、せっかくの「距離を縮めるチャンス」を自動給餌器に奪われるかもしれない気持ちは最初は皆持っているのかもしれません。猫カフェでおやつ購入すると全員寄ってきますしね。簡単に作れるハーレム。

 

実際、エサやりしなくなったら猫は懐かなくなるのか

 

その心配はないと思います。(断言)

猫も賢いので「エサは自動給餌器から出る」とたいていの場合すぐに覚えてくれるんですが、それとほぼ同時に「それ(自動給餌器)をどうにか出来るのは人間なんだ」ってことも理解してくれるんです。(※自動給餌器のポテンシャルが分かっていないからなのか、深く分かっているからこそなのかは不明)「自動給餌器」の存在は認めつつもちゃんと人間の存在が紐づけられているイメージです。

 

猫は自動給餌器と人間の関係性に気づく

自動給餌器を導入しても「エサを出すのは人間」と分かっているので引き続きエサをねだられます。何なら自動給餌器の前まで誘導されて「さ、エサを出して」とアピールされます。心配なのがエサを欲しがられる関係という意味での「懐き」であればまったく影響はないと思います。

自動給餌器の側にいるときに設定時刻になってエサが出るとかよくあるんですけど。実際たまたまなんですが、こういうときどう思ってるのかなーと思ったりします。「(これはアピールした結果で)人間が出してくれた」と思ってるんじゃないか?と思ったりしますが。ホントのところは猫にしか分かりませんが… 少なくとも我が家のムギにとってはどちらでもいいような感じです。(笑)

 

実際、自動給餌器を使い始めてから猫にそっぽ向かれて困っているといった意見はTwitter界では見つかりませんでしたよ。とはいえ自動給餌器からエサが出る時刻と帰宅時間が被ると、玄関先までのお迎えがなくなるという話はよく聞きますw(我が家も同じです)

 

 

人間自体に慣れていない段階ならもう少し待って

そうはいってもこれはある程度人間に慣れている猫の場合です。保護したての元野良猫さんの場合などまだ人馴れしていない段階あればまずは「人間は怖くない」と分かってもらうことが大切です。「人間は自分に危害を加える存在ではない」と知ってもらうためには「エサをあげる」「食べ物をくれる」というコミュニケーションは人馴れ修行中には大切だと思います。

 

それでも、ケージから出てこない猫さんのためにケージの中に自動給餌器を設置しておいてあげるのもひとつの手段かも知れません。安心した空間の中でエサが食べられる状況を作ってあげることによって、屋内という場所に慣れてくれるというのもあると思います。おやつ等は人間があげるようにすれば十分コミュニケーションを取ることもできますしね。

 

 

我が家の食いしん坊猫ムギの場合は…?

我が家も導入する前は不安でした。殻から出てきたヒヨコが最初に目に入ったものをお母さんだと思うがごとく「エサをくれるこの機械がご主人様。大好き♡」くらいになってしまったらどうしようと。猫初心者の夫は特に「エサをやるくらいしか距離を縮める方法が無い気がするのに大丈夫なのか?」と。

結論は、ブログを見てくださってる方はもうご存知だと思いますが、まったく問題ありませんでした。エサは時間通りに自動給餌器から出てくることは分かっていても、催促にやって来ます…。すりすり甘えてエサをねだるんですが、その最中にエサの出た音が聞こえると、すり寄っていた人間を蹴っ飛ばして自動給餌器のもとへすっ飛んでいきます。。

 

私の声が入りまくってしまったのでBGM付けちゃったせいでカリカリが落ちる音が聞こえないんです…次はもっと上手に撮る…!

 

おやつは人間があげているのもあって、食べ物をくれるのが人間だということは十分すぎるほど分かっているようです。

 

 

自動給餌器のネガティブイメージ、まとめ

新しいものを導入する時っていろんな心配や不安がありますよね。ましては愛猫との関係性や健康にも関わるものであればなおのことです。でもそれって、それだけ飼い猫を大切に思っている証拠でもありますよね。いっぱい迷って悩んできめましょう。悩める皆様にこのブログが少しでも参考になればうれしいです。

こんな声もありますけどね。寄り添ってるw

 

 

日々、エサが時間通りに出る幸せをかみしめてるよ 
私たちも幸せですよ