うまく使えばとっても便利な自動給餌器ですが「うちの猫はドライフードが食べられないから使えないよね…」というお宅も多いのではと思います。
そんなドライ限定のような自動給餌器ですが、実はウェット派の猫にも使ってもらえる自動給餌器もあるんですよー。こちらの記事ではウェット好みの猫さんのための自動給餌器の選び方をまとめてみます。
大容量タンク型・補充型はドライフードのみ
ウェット派の猫向け製品もあるとはいえ、やはり自動給餌器として一番メジャーなのは大容量タンク型。それは、ドライフード(カリカリ)しかセットできないものがほとんどです。タンクの出口に羽根がついていて、それが回転することによってドライフードがかき回され、重力に従ってエサ皿に落ちてくるという形状になっています。
完全にウェットフードしか食べない猫の場合は、残念ながらこのタイプは使用できません。まぁ、考えてみれば半ナマ?なエサをタンク状のものに長期間そのまま入れておくなんて良くないですよね…構造上無理ですね。
ウェットフードをあげたい場合はどれを選ぶ?
ウェットフードの場合は、ある意味一択ともいえるのですが「ふたが開くトレイ型タイプ」の自動給餌器がつかえます。
家を留守にする前にエサをセットしておけばOK。入れ忘れたりしないように注意が必要です。
1食、2食のタイプから、最大6食タイプまでラインナップが見つかりますが、入るからといってウェットフードを何日もこの中に入れておくのは避けた方がよさそうです。
ふたの開き方も、上に跳ね上がるタイプとシャッター状に開くタイプなどがあるので設置場所、猫の性格(びっくりしちゃうとか、こじあけちゃうとか)によって選んであげると良いと思います。
パカパカふたが開く:2食分タイプ
フタが回転する:4食分・5食分・6食分タイプ
ウェットフード用として使用する場合の注意点
基本的に「ドライフード用」で、「ウェットフードも可」と謳われているものがほとんどだと思います。
基本的にドライフード向けなのでウェットフードを設置する目的であればのポイントをいくつか挙げてみますね。
フードトレイの水洗いが可能かどうか
ウェットフードを入れるならば、水洗いできる製品を選びたいですね。菌が繁殖したりしては大変ですから、補充のタイミングで丸洗いできるとベストです。
食べる時にベロベロ舐めるので唾液だららけですしね。お皿までなめ尽くして、綺麗に食べてあっても洗ってみるとぬるぬる…
夏場など室温に注意
ドライフードもそうですが、夏場は暑いところに放置しないなど工夫が必要ですね。また、最大6食分まで入る製品もありますが、やはりドライフードが前提のように思えます。
「1日分としてエサの回数を分ける」という使い方であればよいのですが、何日もウェットフードを入れておくのはどんな季節でも避けた方が良いと思います。
完全に要冷蔵になってくれる製品があればいいなと思いますが、まだ開発されていないようです。
保冷剤やフードクーラーで温度管理できる商品もある
多くのパカパカ型の自動給餌器は、エサを入れるトレイの下に、小さめの保冷剤を入れておくスペースがあります。室温の状況によっては気休め程度かもしれませんが、安心感はありますね。
また、回転式のタイプでは、水を入れておくことができるフードクーラーなるものがあり、それを凍らせておくことである程度の温度変化に耐えられるようにできるタイプもあるようです。
いずれにせよ、部屋の温度変化に気を付けて、直射日光の当たらない位置に置くなどの注意は必要ですね。
ウェットフードとドライフードの併用は?
基本的にタンク型でドライフードをあげるにしても、1食分だけウェットフードがあげられたらと思うこともあるかもしれません。
こんな猫さんもいますよね。
・ ずっとカリカリだと食べてくれない…
・ 最初の1食分をウェットフードであげたい
・ 水分を取ってもらいたいから水でふやかしたフードをあげたい
トレイのタイプだとセットした瞬間食べられしまいますが(うちの猫だけ?)食べる時だけエサ皿が出てくる「引き出しタイプ」の自動給餌器であれば、併用は可能のようです。
最初の1回分としてセットしておくという感じなんでしょうね。ちょっと面倒ですけどね…可能なことは可能なようです。
ウェットフード用自動給餌器まとめ
ちゃんと選んであげれば、缶詰派の猫さんにも自動給餌器はおすすめです。
本当は毎回ウェットフードが食べたいのに、お留守番の間だけ苦手なカリカリになってしまうなんてかかわいそうですもんね。お留守番頑張ってるご褒美に、チュールを入れておくのもありかもしれませんね。
あまりにも長い時間は難しいかもしれませんが、うまくお留守番ができれば、猫も、人間も、幸せです。愛猫さんにぴったりの自動給餌器が見つかりますように…。
↓ウェット用でもおしゃれな製品、結構ありますよー