こちらは3泊4日の旅行の間ペットシッターをお願いしたときのレポートです。シッターを利用するまでもたくさん悩みました。これから猫のペットシッターを利用しようか迷っているひとに少しでも参考になればうれしいです。
うちの猫のお留守番事情
我が家の愛猫「ムギ」は元保護猫です。推定3歳の成猫で我が家にやってきました。(2019年現在は、もうすぐ6歳)
ちょっと鼻水が出やすいくらいで特に持病もなく。特に、食いしん坊ゆえにエサについての順応性は抜群。自動給餌器を導入しても最初からまったく動じずすぐにもりもり食べてくれました。(笑)
行動範囲を広げるまでには人並み(猫並み)に時間はかかりましたが、留守番中のトイレもエサも順調で、数か月もすると我々が帰宅してものんびりあくびをしながら迎えに出てきてくれるくらいまでになりました。
1泊2日のお留守番からスタート
そんな調子でしたのでしばらくして1泊2日のお留守番から挑戦してもらいました。
人間の方は旅先で心配でたまりませんでしたが、粗相もなく上手にお留守番していてくれました。私たちが帰ってきても「寂しかった」というアピールもそれほどなく。拍子抜けなくらい普段どおりでした。(苦笑)
そんな1泊2日のお留守番を何回かこなした頃に、そろそろ大丈夫かなと少し遠出の旅行を計画しました。ムギは4歳になっていました。
どういう環境におくにしても(猫も人も)3泊4日くらいが限界かなと想定して準備を始めました。
ペットシッターを頼むにあたっての不安
ペットシッターを利用するかどうかはだいぶ悩みました。
実を言うと夫は反対。やはりネックはセキュリティの問題です。不在時に他人を家に入れる、他人に家の鍵を預けるというのは防犯上どうなのかと。
たしかにこのご時世に他人をどこまで信用するかって悩ましい問題ですよね…
「ペットシッター」「トラブル」で検索
かく言う私自身も心配ではあったので、ペットシッターがらみの犯罪やトラブルはおこっていないのかネットでかなり調べました。
現にペットシッターという単語を検索しようとすると「トラブル」という単語が続いて出てきます。やっぱりみんなそこが不安。
私もそのとき相当調べてみました。でも、「トラブルはありましたか?」とか「実際どうなんでしょうか」という質問はたくさん見つかったんですが、実際にトラブルにあったという話は出てこないんです。隠ぺいとか泣き寝入りとかを疑うほどにまったく。
でもよく考えてみればペットシッターも人気商売です。特にいまは、SNSやらなにやらで、良いことも悪いこともあっという間に広がる時代。完全な詐欺とか逃げる前提でやっている状態でもなければ、自分の商売にダイレクトに影響がでるような悪事はみすみすしないのかなと思いました。
とはいえ、シッターとしてのスキル不足による不慮の事故や失敗はあるかもしれませんから、そこは利用する側がきちんと見極める必要があるとは感じました。
ペットホテルの方が安心?
それでもやはり夫はペットホテルの方が良い様子でした。そこで近くのペットホテルも何ヶ所か検索。思った以上に猫対応のペットホテルがありました。ちなみに我が家の生活範囲で見つかったのはすべて動物病院に併設されているタイプのものでしたよ。
想像していたとおりですが、どこもやはり、狭いケージに入れられるタイプのホテルでした。日中そこから出してくれる時間があるのかどうかは施設次第。つまりは、「ペットホテル」=「ケージ生活が確定」というわけです。
ちなみに、ふだんお世話になっている動物病院では、差額を支払えば、広めの2段ケージくらいの個室も利用できるようで、その場合はいつものトイレやおもちゃなどを持ち込めるようでした。
普段から「寝る時はケージ」とか「ケージの中が安心できる空間」という猫であればまだ違うと思うのですが、我が家ではケージはまったく使っていません。毎日家の中を自由にうろついていられた猫が、突然知らないところに連れてこられて知らない人に囲まれて4日間ずっとケージ生活、というのは… どうしてもかわいそうに思えました。
そしてもう一度よく話し合って出した結論は、
信頼関係が築けそうなペットシッターを探す、少しでも不安なら、ペットホテルを検討する。
ということでペットシッターを探すことになり、結果的には「この人なら」と思える人に出会えたのでシッティングサービスを利用することになりました。
ペットシッターはどうやって探す?
ペットシッターにお願いするという前提でまずは調査です。
身近な友人、知人でペットシッターをしているひとはいなかったのでネットで探しました。私が使ったは検索キーワードは、
ペットシッター+猫+(エリア名)
こちらは神奈川県なんですが思っていたより多くヒットしてびっくり。
ただやはり目立つのは犬専門のシッターさん。猫はまだまだお願いするひとが少ないんでしょうかね。「犬がメインですが、猫も大丈夫です」というスタンスのところが多く、猫だけというところは見当たりませんでした。
なかには犬猫はもちろん動物全般OKというところもありましたよ。(小鳥とかハムスターとか、亀とかも)
ペットシッターの料金体制について
ペットシッターを選ぶときに気になるのがその料金なんですが。
犬は大型、小型とで価格設定があるようですが猫はすべて一緒、頭数によって加算というスタイルが多いようです。地域によって相場があるのか、私が探していた範囲のお店では(6軒)だいたい下記のような料金体制でした。
お世話の時間 | 40分~50分 |
---|---|
登録料 | 1,000円前後 |
猫 2匹まで | 2,000円~2,800円 |
1匹追加ごとに | 上記プラス 500円~600円 |
交通費 | xxキロまで○○円(+ 超過分) |
公共交通機関を使った移動費、高速代などを実費精算 |
「信頼」の価格付けは難しい…
だいたいの目安は分かっても、それはあくまで相場というだけ。自分たちが幾らまで出せるか、またその価格でどこまで信頼出来るかという判断が重要になってくるわけです。
高いお金を払うから安心と思える場合もありますし、大事なのは動物への愛情で値段は関係ない!というのまた事実で。
また(旅行など)お金がかかるタイミングで依頼するわけですからすこしでも金銭的負担が少ない方がありがたいと考える方もいるでしょう。相場はあくまで相場。難しいと思いました。
ペットシッターを利用することに決めた、のまとめ。
いろいろ悩んでペットシッターをお願いする方向で検討しはじめた我が家。価格以外にどういうポイントでシッターさんを決めるかだいぶ悩みました。このあと、料金含め条件の絞り込みをおこなって希望にあったシッターさんを探していきました。
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