3泊4日の海外旅行に行った際にペットシッターを依頼することにした我が家ですが。
続く②では、候補にあがるたくさんのシッターサービスから自分たちの希望にあったシッターさんを見つけるまでをまとめてみました。
まずは、依頼する日程を確定させておく
ペットシッターを探す前に決めておくべきことがあります。それはとにもかくにも日程です。
うちの猫を預けるのはこの人しかいない!と決めても日程的に先方の都合がつかなければどうにもなりません。ですから早めに打診する必要があります。よさそうな人が見つかった時にすぐに日程込みで問い合わせができるようにあらかじめ確定させておきましょう。
日程を考えるときにはサービスを利用する時間を明確にしないといけません。旅行の日にちだけなのか前後を含むのか、決められていればベストです。
そうはいっても早め早めでシッターさんを予約しておきたいという場合であればざっくりとでも「何月の何週目」という感じで相談して、仮押さえをしてもらうのもありだと思います。
我が家の場合は…
今回企画した旅行期間は3泊4日。シッターを探すことも考えて、早い段階で日取りを決めました。そして日取りが決定になった時点でペットシッターを予約。
旅行の日程としては1日目は早朝に出発、帰りは4日目の22時頃を予定。一晩まるまる空けてしまうのは実質3日間でしたが、フライトの状況によっては帰宅が遅くなるかもしれないので、最終日にもシッティングをお願いすることにして都合4日間で予約することに決めました。
ちなみに長いお留守番になるので真夏や真冬は避けて11月の旅行にしました。空調の心配をしなくて済んだので良い時期だったと思います。
どんなことを依頼したいのかまとめておく
日程の確認と合わせて、どんなことをお願いしたいかまとめておくのも重要です。
お願いしたいことをやってくれる(=業務範囲内である)シッターさんでなければ、よさそうだなと思っても意味がありません。
お散歩があったりする犬とちがって、猫のシッティングの場合は基本的には餌やり(水)とトイレの片づけだと思いますが…。我が家の場合は餌やりは自動給餌器がしてくれますので、シッターさんにお願いしたかったことはこの3つでした。
- トイレの片付け
- 水の交換
- 遊び相手になってもらう
淋しい思いをさせるのも気がかりだったので、③の「遊び相手になってもらう」というのが割と重要でした。とはいっても、会ってすぐの他人でしかもたった4日間、気晴らしになるほど慣れてくれのかそもそも顔を出すのかどうか…という話しなんですが。
※実際シッティングをお願いしてみてこの心配がまったくの杞憂だったことが判明するんですがこれはその⑥の当日レポで書いております。(笑)
投薬や特別なケアが必要な場合は事前に相談
持病があったりしてお薬をあげる必要がある猫もいるかもしれません。ご飯に混ぜるだけ、という簡単なものであれば問題ないのかもしれませんが、シッターさんによっては引き受けてくれないケースもあるかもしれません。事前に確認が必要です。
動物看護士等の資格を持っている方であればより安心できるのでそういう基準で探すのもありかもしれませんね。
猫のお世話以外の用事を頼める場合も
付加サービスとしてお庭の水撒きとか、ポスト内の郵便物の回収とかをお願いできるところもありました。猫のケア以外にも小用を頼めた方が助かるのであればそれも選択基準になりますね。
我が家としては「シッターに来ている間だけ窓をあけて換気してほしい」くらいしか考えていませんでしたので「特別なことを依頼できるところが良い」という希望はありませんでした。
ペットシッターをどう選ぶか
日程、お願いしたいことの確認ができたらいよいよシッターの選択です。
(エリア的に)あまりいなくても困りますがたくさん見つかっても逆に悩むものなんですよね。料金はもちろん、経営形態もいろいろでどんな基準で選んだら良いか悩ましくて…
シッターサービスのHPやブログを見ると、みなさん「動物が好き!」ということは伝わってきます。でも、ある意味それは当然といえば当然。逆に動物が好きじゃない人がやってたら嫌ですよね。
それ以外にどんな部分で判断したらいいのか。あれこれ悩んだ末に、我が家はこんなところを見ました。
資格を持っていることが大前提
ペットシッターをビジネスとして行うためには環境省が定めている「動物取扱業登録」が必要だそうです。これは最低限マストです。
HPに記載があるか必ず確認が必要です。もしなければ資格があるかどうか確認しましょう。(ほとんどの場合明示しているので、資格があるのに記載をしない時点でどうかなと思います)
きちんとした登録もなく単に「動物が好きだから」という軽い気持ちで、身内や友人のペットを預かるくくらいの気持ちで始めてしまっているひとが居ないとも言い切れませんので…。
そのほか資格系でいえば、動物看護士の資格を持っている人もいたりするので、そういった資格の有無で選ぶのも安心感につながるかもしれません。
経営形態を確認
ペットシッターはその営業の仕方によっても分かれています。実をいえば私も今回調べてみるまでは、ペットシッターというのはみんな個人でやっているのかと思っていました。
でも調べているとその規模は多種多様。大きな母体でたくさんの登録シッターがいるような業者が幾つもあって驚きました。また、個人事業レベルでも店によっていろいろ違いがあることも発見。
形態としては大きくわけて以下の3つのようです。
1.フランチャイズタイプ=登録シッターを派遣
たくさんの登録シッターさんを抱えている業者のようなお店がいくつかありました。
そういった大手のお店であれば、信用出来るひとを雇っているだろうからそこは安心かなとは思いました。また、何かあっても責任を取ってくれるであろう規模というのは、万が一のことを考えると安心できる材料何なのかなと。
でも、会社の評判は分かっても個々のシッターさんのことが分からないのが不安でした。サイトを見てもそういった情報は載っていません。 おまけに、「ペットシッター+求人」と検索するとそういった大手のお店の求人が山ほど出てくるんですよね… もちろんまっとうな人がほとんだと思うのですが、登録ペットシッターになるのにあまりハードルが高くなさそうなのが正直不安に感じました。(きちんとされている方には本当申し訳ない話なのですが)
2.代表シッター+複数の所属シッターで運営
このタイプが結構目立ちました。
大手ではなくてもどこもホームページはきちんとされていて代表者の方の動物への熱い思いが伝わってくる感じ。「この人ならいいかな」と思えるシッターさんが多かったです。
でも、よくよく調べると地域や担当動物によっては代表者以外のシッターさんが担当になるようなんですよね。まぁそのための所属シッターさんなんでしょうが。
じゃぁ、どんなシッターさんが来てくれるのかな?と思っても、その人の情報はほんの数行の自己紹介のみだったりしてまったく情報が読み取れない場合がほとんどでした。こう言っちゃ失礼かもしれませんが、同じお店で働いているとはいってもその代表者と同じほどの強い信念を持って働いているかどうかはわかりませんよね…
実際派遣されるシッターさんの素性が分からない点では、1.の登録シッターさんと変わらないと感じました。
3.シッターはひとり(もしくはご夫婦)という完全個人型
完全に個人経営というシッターさんも多くいました。中にはご夫婦でやられている方もいて、それもありだなと思いました。
HPは、プロっぽさがなくて大丈夫かな…という印象のケースも多かったんですが、自分一人でやられているということは、まさにお店の看板を背負ってやっている(=生活がかっている)ということですよね。
仕事への責任の感じ方は、登録しているだけという方とは当然違うでしょうからそういった面では信頼できるかなと思いました。
我が家の選んだ基準は?
いろいろ悩みましたが譲れない条件から消去法で決めていきましたよ。
条件1.個人経営のペットシッター
1対1でやり取りできる人を希望しました。
あくまで我が家の場合ですが、お店の看板を背負って個人でやっている方のほうが信頼関係が築きやすそうと感じました。悪いことをすればそのまま自分の経営(生活)に跳ね返ってきますしね。自分のためにも悪いことはしづらいだろうと思ったからです。(意地の悪い発想だな)
ただ、何か責任問題が発生したとき個人相手では心配かなとも思いましたが信頼できる人をということを優先しました。
条件2.猫専門、もしくは動物全般のペットシッター
みなさんプロですから大丈夫だとは思うんですがやはりお願いするなら猫専門、猫が好き、とりわけ自分でも猫を飼っているという人にお願いしたいなと思いました。
猫に慣れている方がムギも懐きやすいでしょうし。自分たちとも感覚が合うかなと。
条件3.我が家から近い
移動距離がかかると交通費もかかります。また、何かトラブルがあったとき(交通機関のまひとか天変地異とか)駆けつけてもらうことが物理的に難しいかもしれないからです。
実際近い人の方が土地勘もあるのでかかりつけの病院へ連れていくことになった場合も安心だと思いました。
依頼するペットシッターを決定!
最終的には二か所で悩み、最後は動物看護士の経験のあるシッターさんを選びました。少しでも信頼できる要素が欲しかったという感じです。
依頼したいことや日程などをまとめてありましたので、すぐに問い合わせを入れて日程を抑えておくことができました!
問い合わせ、申し込みの流れは、続く③で!