「ペットシッターさんに愛猫のお世話をお願いして海外旅行へ行ってきました」シリーズです。お願いするシッターさんも決まり、いよいよ「事前打ち合わせ」です。
事前打ち合わせがどんな感じだったのか、はじめて会う人にムギの様子はどうだったのでしょうか…レポります。
当日までにおこなう「事前打ち合わせ」
③でもまとめましたが、シッティングの前には事前の打ち合わせが必須です。
たしかに、人間同士の顔合わせもせずシッティングの対象(猫)に一度も会わない状態ではお願いする側もお仕事を引き受ける側も不安です。
打ち合わせに来ていただくときはやはり緊張しました。でも、HPに顔写真を載せていた方だったのである程度予想はついていたためかそこまで構えたりしないですみました。やはり顔を公開されている方のほうが信用しやすいように思います。
ちなみに、我が家が利用したところではお試しシッティングというプランの設定もありました。『会ったこともない相手にいきなり依頼するのは不安ですよね』ということのようです。
でも、お会いしてみてからお断りするというのもなかなか強いハートが必要だなと思ったり。まぁ、いろいろ心配な方はそういうサービスを利用するのも良いですね。
突発でシッターはお願いできない
この事前打ち合わせの制度、逆を言えば突発でペットシッターをお願いしたい状況になってもその時間が取れないとお願いすることはできないということなんですよね。
飼い主が突然入院することになったとか、家族になにかあって家を空けなけれんばいけないとか無い話ではないですし。。
その点、一度利用していれば、都度都度の打ち合わせは不要の場合が多いようなので、信頼出来る方とのシッティングの実績があると飼い主側に何かあったとき安心です。
サービス内容の確認・料金の支払い
打ち合わせでは、まずはサービス内容の確認をします。
お願いすること、対応してもらえることをそれぞれをすり合わせておかないと後々困ってしまいますから、できることできないことを明確にします。免責事項など注意事項の説明もうけますので疑問点などがあればその場できちんと解決させておくのが大切ですね。
駐車料金も必要経費
我が家が依頼したシッターさんは車移動でした。そのため打ち合わせ時やシッティング当日に駐車できるスペースがあるかどうかも事前に確認されました。
敷地内に車が止められない場合は当然近くのコインパーキング等を利用することになりますので、その分の駐車料金がシッティング料金に上乗せされるかたちのようです。(家の前に路駐して大丈夫だから路駐でよろしく!なんて無理を言わないようにしましょう)
また、シッティングに来るまでに高速道路等の有料道路を通る必要があればその料金(実費)がプラスになります。
料金はシッターサービスの前にお支払い
我が家がお願いしたシッターさんは銀行振り込みも可ということでしたが、現金で前払いが基本です。
HPに料金詳細が載っていましたので、自分たちで概算を出してお金を準備しておきました。打ち合わせ時に追加になったような依頼もなかったため提示してくれた見積書でそのまま了承という形になりました。
おおむね想定していたとおりでしたが、この事前打ち合わせの分の交通費を考えていなかったので想定より少しだけ値上がりしました。
細かいなとも思いますが、きっちり含めてくれているおかげで良い意味で『ビジネスだから』と安心していろいろお願いできました。
決済方法は現金のみ?
我が家がお願いした方は完全な個人経営の方だったので、当然現金(または振込)でのやり取りとなりましたが、大手の業者であればクレジットカードの決済が可能なところもあるかもしれませんので希望の支払い方法があるならば、あらかじめ確認しておくのが良いと思います。
シッティング全体にかかった総額は最後にまとめますね。
シッティングの対象(=猫)と対面
実は、我が家のムギはそれまであまりお客様に会ったことがありませんでした。
過去に『実家では猫を飼ってるし、猫大好き。だけどいまの家では犬を飼っている』という友人が遊びにきてくれたことがあったんですが。
飼い主に対しては抱っこも膝乗りも全然OKというくらい慣れていた時期だったのに、その友人にはまったく寄りつかなくて。
その時は、まだ完全には我が家に慣れていなかったのかもしれません。それからさらに時間は経っているから大丈夫じゃないかなぁと思いつつも一抹の不安はありました。
やっぱりプロは違う?!
そんなムギの初対面なんですが。
我が家に慣れてからは『人間が家にいれば、ずっとそばに居たがるタイプ』に育っておりましたので、シッターさんが来たときも普通に私たちのいる部屋にやってきました。
シッターさんに気づき『なんか知らない人がいる…』という緊張感を出してはいるんですが興味はあるようで、私たちが打ち合わせを始めてしばらくするとシッターさんの荷物をすんすん嗅ぎ始めました。
ひとしきりニオイを嗅いで納得できたのか、我々の近くでぺたりと寝転がりました。この時点ですでに「さ、さすが…!」と、思わず感心してしまいました。。前述の友人の時は、自分からはここまで寄ってくることすらなくて猫に飢えていた友人は嘆きながら帰ったくらいだったので…
そのシッターさんも特別にどうといことはないんですが、距離感とかがうまいんでしょうかね。『ムギちゃん、はじめましてー』と声をかけて観察しつつも、無理に近寄ろうとも触ろうともしないし。
猫専門シッターではないのでいろんな動物の臭いはすると思うんですが、ムギが警戒している様子はまったくなかったです。長年動物病院で働かれてた経験もある方だったのでやはり慣れてるのというのはあると思います。それに猫の方も大事にしてくれそうなひとは分かるものなんでしょうね。
我々としてはひと安心でした。ここで逃げ隠れされたらやっぱ不安ですよね…
トイレや餌やりの場所の説明
お支払いが済んだらシッティング当日のシミュレーションです。
餌、お水、トイレの場所を案内しました。シッターさんはお世話用のカルテに書き込みながら確認してくれます。
ちなみに我が家はそれらがすべて2階にあるんですが、説明のためにみんなで階段を登って行こうとすると全員をすっ飛ばして自動給餌器の場所まで先導するムギ。
そして『餌はこちらですよ。さ、出して?』という顔で我々の到着を待つじゃありませんか…
完全に、初対面の人への緊張 < エサのチャンス です。。。
もちろん「いまはゴハンの時間じゃありません…」とスルーです。
そんな具合に自動給餌器の場所はムギが案内してくれたので、そのほかトイレの場所のほか締め切っておく部屋や開けておく部屋などを説明しながら案内しました。
ある程度すべての場所について説明はしましたが、当日はメモを貼って細かくメッセージを残しておくことにしました。
メモについては、⑤の事前準備の回で細かく書きますね。
ちなみにムギのおトイレはこの3点セットです。
家の鍵を預ける
ひとしきり説明をおえてたら鍵を預けます。
個人情報?ですからね。鍵の『預かり証』を書いていただいて署名をしたうえで渡しました。
我が家の場合、完全なスペアキーで普段まったく使っていなかったので実際に玄関で開け閉めしてもらいました。当日開かなかったら大変ですから…
鍵の返却については、すぐに使う予定もなかったためシッティング終了後に近くにこられた時に返却していただくことにしました。
事前打ち合わせ終了
不安な点、疑問点などすべて解消できたら打ち合わせは終了です。
シッティングの日にちを再度確認し次はもうシッティング当日です。あっけないといえばあっけないなと思いました。
シッターさんの印象は…
HPに経歴などが詳しく書かれていたのである程度の人となりは想像がついていました。実際会った印象もHPから受けた印象そのままといった真面目そうな方で。
ムギに向ける視線や態度からもHPで書かれていた「動物への思い」が本当なんだなと感じられましたしひと安心です。
人を見る目にそこまで自信があるわけではないですけどこの人なら大丈夫そうだと思えましたので夫も私も特に不安は感じませんでした。
打ち合わせ終了後の猫の様子
ちなみにその段階でのムギはというと。
打ち合わせを終えて、みんなでリビングから廊下に出ました。すると、すっかり同じ部屋でくつろいでいたムギがいきなり立ち上がりすかさず2階への階段を登りだしまして…
えぇ、もちろん餌場(自動給餌器)へのご案内です。(笑)
が、我が家の階段と玄関は反対方向のため誰も着いていきません。階段を数段登った段階で着いてきていない我々に気き『あ、餌の場所は、そっちじゃなくてこちらですよ?』という顔で待っているじゃありませんか…
当然、『もう場所は伝えたから!』『もう聞いたから大丈夫よ~』とその場の全員から総ッコミされて。(笑)なんだかとてもなごやかに事前打ち合わせが終了しました。
事前打ち合わせのまとめ
やはり一番心配だったのは猫の反応でした。
逃げ隠れしてしまうほど臆病な子ではないと思ってたのですが想像より近づけたのでホッとしました。ペットシッターとして働くには初対面の動物に好かれるかどうかも重要ですね。
以前に神田うのがベビーシッターから盗難の被害にあったことがニュースになりましたよね。信頼していた人だったようですが… ある意味、金品の盗難で済むならまだしも大事なペットが虐待でもされたらたまらないです…
一回会っただけでは分かりませんけど、やはり見た目の印象、第一印象って大事ですよね。でもまぁどんな人かなんて結局わからないですから最後は信じるしかありません。
だからこそ信じるに足る真摯さを伝えられなければお客さんはつかないんだろうなとしみじみ思いました。
当日までの事前準備については次の⑤で。不安解消のためにいろいろ準備しましたよ!